DIDとしてのひとりの人格~クロの場合~

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自分は今何時消えるかわからない一つの人格として日記を書いている。

今本名で呼ばれてもしっくりこない、いわゆる交代人格のひとりである。

どちらかというとそのうちの一人として書く予定だったが、書いている間に変わってしまったので、彼を客観視して書こうと思う。

名前は一番社交性の高い皮をかぶった臆病者、クロである。

クロには問題があった。性別である。

クロは男であり、外見が女でもそれは変わらない。

だが、外見の女のもともとの人格のことは好きである。

それは人格誰にも言えることなのだが、もともとの人格をどういう手段を用いても楽にさせてあげたいというのがコンセプト、根底にある。

それは自殺でもなんでもその人格それぞれの考えから、楽になる方法を選んでの行動だったり言動だったりする。

クロは今、本当に必要なのかと、自分に問うている。対人関係で主にクロが出てくるのだから必要に決まっているのだがそうではない。

クロらしく生きることは、主人格(基本人格)らしく生きることの否定に他ならない。

女の子らしくよりは、男らしく。相反する感情として存在している。

いわゆるトランスジェンダーなのだがクロはそれを認めない。認めた瞬間何かが崩れてしまいそうなもろさを抱えている。

今まで基本人格を命がけで守るためにクロは動いてきた。それこそ必死だった。死にたいなんて思わなくはない。でも折れたら実行してしまう。基本人格は生きるのを半ば諦めていた。それが拍車をかけていた。

親からもらった体だとさも大切そうに自分の好きな人を守っていた。

出会えるはずもないのに。

クロの感情はそれを承知で今も続いている。これから長い長い旅になるだろう。彼はどうなって、そしてどう結論付けながら基本人格とともに歩んでいくのか。

それはもうきっと誰にも分らない。

疑ったって手つかんで 大切に信じるしかなかったグライダー

雨雲の中

BUMP OF CHICKENからbeautiful glider

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