大奥に見るFGOの良いところ・悪いところ

今回は寄稿文です。大奥を一足先に終わらせた友人が語りたいそうなので書いてもらいました。

大奥イベントをようやく終わらせた。

悪評が多かったようだが、いつも通りのシナリオの出来で大変満足した。

しかし、やはり悪い点もあったので良いところ、悪いところそれぞれ感じたことを細かく書いていこうと思う。

なお、ネタバレ込みなので注意されたし。

・良かったところ

1.絶望的な展開からの逆転劇

ビーストという絶望的な強敵にいかに立ち向かっていくか、それぞれが最善を尽くして行く様はやはりFateシリーズならではの醍醐味であると思う。今回もそれが存分に生かされていた。特に現地人2名の活躍はまさに人間賛歌とも呼べる、意思や決意の力を感じさせてくれた。

2.サーヴァントたちの掘り下げ

シナリオ中において、サーヴァントたちの性格や生活について掘り下げられていたのも評価点である。特に宗矩やシェヘラザードといった敵役は、イベントでちょくちょくギャグ要因として活躍してはいるものの、シリアスな場面でどのように考え、行動するのかといったことは描写されてこなかった。

今回、彼らがどのようにカルデアで過ごし、どのような心持でマスターに協力しているのかを台詞として描いてくれたことが単純に喜ばしい。

ニトシェヘはいいぞ。

3.シナリオ全体におけるCCCコラボイベとの対比

シナリオにおいて特に意識させられたのはCCCイベント、さらに言えばビーストIII/Rとの対比だ。

CCCイベントではBBの口車に乗せられることで話が進展し、大奥イベントではカーマの口車に乗せられて奥へと進んでいく。

SE.RA.PHではマスターが犠牲になってメルトリリスが2度目を経験し、江戸城ではキアラが犠牲になってマスターが2度目の探索を開始する。

そしてビーストIIIはRもLも、どちらも味方に付いていたはずのキャラクター(BB、信綱)の致命的な裏切りによって隙をつかれてとどめを刺される。

ビーストIIIとして顕現したもの同士、共通点の多いシナリオに仕上がっており、対比して考察してみると面白いと思う。

4.新システムの積極的な導入と損をさせないギミックづくり

今回ダンジョンハック形式だったので困惑したプレイヤーも多かったかもしれないが、筆者は十分に楽しめたと思う

短いテキストの一つ一つが楽しく、先へ先へと進めてしまっていた。

また、正しくない道も素材が報酬としてもらえ、最終的に全部踏破すればデメリットが帳消しになるギミックもやりごたえや達成感を増やす要因になっていると思う。

 

・悪かったところ

1.FGOのシステムに対するギミックとの相性の悪さ - ロードが長い

もともとFGOは長いテキストを一気に読んでもらうためにシステムが設計されているはずである。ゆえに長いテキストとその演出を一気にロードしてしまい、後はノーロードで見ることが出来るようになっているのではないかと思う。

しかし今回のイベントは短いテキストを何度もロードさせる形式になっているため、当初はそれに対応できていなかった。対応した今でもそれなりに時間がかかったりする。

これは今後の課題ともいえる。様々なギミックを用意する中で今回のように短いロードを繰り返すイベントは必ず出てくるだろう。その際に今回の反省を生かして専用のシステムを用意しておくなどしておいてほしいところである。

2.女中の選び方などから感じる作者の都合感

シナリオにあえてケチをつけるのであれば、やはりキャラクターの選抜の仕方が簡潔すぎるというか、ご都合主義的なものを感じてしまうところがどうしても気になってしまう。

パールヴァティが最後まで残っていた理由もいまいちわからないし、宗矩はまだ江戸時代の人間である縁があるから分かるとしても、女中に出来る人材は他にもいると思うのだが……。

もっと女中役を出してもらって、それぞれの能力をつかってシェヘラザードとマタハリにつないでいく形でも良かったのではないか?と思ったりなどした。

3.細かい戦闘がめんどい

いつどこで戦闘が起こるかもわからない割にちょくちょく、しかも6体出現の戦闘がおこったりするとどうしても面倒くささを感じてしまうのは現代人の性か。

しかも今回は礼装で攻撃力をあげている前提のため敵のHPが多いという。

これは特に礼装の入手できていない1層目の序盤で特に感じた。というか1層目がシナリオ的な意味でも一番戦闘多いってどういうことなの。

 

まとめてみたが、そうじてシナリオはいつも通り満足、ギミックも最初は億劫だったが最後の方は割と楽しんでやっていた。

ロードも早くなったし素材も美味しいし、次の伏線らしきものも貼ってあるのでやらないのは損だと思う。

この記事を見た人でまだやっていなければ、ぜひやっておくことをお勧めする。

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